令和6年 青色申告普及活動(確定申告会場 個別面談) 2024/3/1~3/15
令和5年分の確定申告において、秋田市内では 2/16(金)~3/15(金)午前9時~午後4時の期間、秋田南税務署及び秋田北税務署の両税務署合同で秋田県労働会館 フォーラムアキタ (秋田市中通6丁目7-36 ※写真左下) の3階に確定申告作成会場を開設し、税務署職員等により確定申告に訪れた来場者に対して申告書類作成やe-Tax電子送信等の申告手続き個別サポートが実施され、連日多くの申告者が来場されました。(※写真右下)
私共 秋田青色申告会におきましても、秋田南税務署・秋田北税務署 両税務署からの要請により、令和6年3月1日~3月15日(土日除く)までの11日間、秋田南青色申告会連合会・秋田北青色申告会連合会 両連合会と連携し、従事担当者の派遣やスケジューリングをした上で、確定申告書作成会場 に 青色申告コーナーブース (写真左)を設置し、相談希望来場者に対しての相談対応や白色申告者に対しては、青色申告と白色申告の違いについての説明や青色申告申請手続きサポート等、個別面談を実施しました。
青色申告コーナーでの個別面談では、青色申告会担当者が毎日常時2名体制で、来場者に対して白色申告と青色申告の違いや青色申告の特典(青色申告特別控除・専従者給与の必要経費算入・純損失の繰越しと繰戻し他)、簡易帳簿や複式簿記による帳簿記入方法、青色申告決算書等の記入方法、青色申告をするための青色申告承認申請書記入方法等、来場者が抱えていた青色申告に関する疑問や不安を解消するべく、わかりやすく丁寧に説明させて頂きました。また、インボイス制度や電子帳簿保存法が開始されたこともあり、例年より熱心に耳を傾けておられました。
11日間の青色申告コーナー設置期間中に、コーナーブースに訪れた白色申告や他の相談者を含む総来場者数は146名、内、76名の白色申告者が青色申告承認申請手続きをされました。今回も昨年同様、来場者の人数制限のもとでの実施であったにもかかわらず、総来場者数、青色申告申請者数共に昨年を上回る結果となり、相談対応に従事した私共担当者としても、秋田市内の多くの個人事業主やフリーランスの白色申告の方々が青色申告の特徴や特典などを理解し青色申告に切替されたことで、今年度から青色申告事業者として優遇措置を受けることに貢献できたことを大変喜んでおります。
今回の面談対応で印象深かったのが…20代~30代の若年層の女性が複数人来場され、事業内容をヒアリングすると大手フリーマーケットアプリのサイトを活用し物販を行い、仕入れから販売まで自宅でスマートフォン操作のみでビジネスされている方や自宅でハンドメイド商品を製作し、大手ネットショッピングサイトやSNSを中心に販売されている方等、従来とは異なるビジネスを展開されている若い女性が増えているということです。高齢化による廃業や事業承継が困難等多くの悩みを耳にする中、若い女性のフットワークの良さに秋田市の明るい未来の兆しを感じた次第です。
また、当会の指導体制や会計ソフトなどについて興味を示された方には当会のパンフレットをお渡しさせて頂いたところ、多くの来場者から前向きに入会検討をして頂けるとのありがたいお言葉も頂きました。
秋田市内の個人事業主やフリーランスの方々で、現在まだ白色申告で青色申告を検討されている方や青色申告について疑問や不安を抱えており、詳しく知りたい方等いらっしゃれば気軽に当会にご連絡下さい。
令和6年度 秋田青色申告会定時総会(令和6年4月22日)
秋田青色申告会の令和6年度定時総会が令和6年4月22日(月)秋田市の協働大町ビルで開催されました。
来賓(写真 左)として、秋田南税務署 石原恵一 副署長、志藤賢一 統括国税調査官、武藤衝 記帳指導推進官に加え、上部団体である秋田南青色申告会連合会 佐藤三男 会長、佐藤久志 副会長、佐々木正宏 副会長をお迎えし、定刻通り13:30から行われました。
議案審議前に、冒頭、会長挨拶として、秋田青色申告会 小野幹彦 会長(写真 左)より、ご出席頂いた御来賓の皆様と出席会員の皆様へのご挨拶からはじまり、昨年夏、秋田市内を中心に大きな被害をもたらした豪雨災害において被害を受けられた会員の皆様へのお見舞いと支援内容の説明、依然として解消されない不安定な国際情勢や異常気象、為替の円安などの影響による原材料・資源価格・物価高等で厳しい環境におかれている中小企業並びに個人事業主で構成されている青色申告会を取り巻く実態などについてのお話がありました。
総会の議事進行は、出席会員から選任された本庄忠 議長(写真 中央)により進められ、第1号議案:令和5年度事業報告並びに収支決算報告・監査報告、第2号議案:令和5年事業計画並びに収支予算(案)、第3号議案:令和6年度借入金学額について、第4号議案:会則の一部改正の4議案が石井栄美 事務局長(写真 左)・田中耕太郎 会計監事(写真 右)等から上程され審議されました。
令和5年実績では重要課題の会員数増強については入会者15名、廃業他諸事情による退会者15名となり、前年比はかろうじて現状維持、決算は事業収入の増収や支出抑制で予算に対して繰越金を積み上げる結果となりました。
令和6年度の事業計画・収支予算については、重点目標として、①会員増強運動の推進、②青色事業主勤労所得控除の早期実現、電子申告e-Taxの普及拡大、会計ソフトブルーリターンAの普及を掲げた予算書、会費変更可能とする規約改定案について、審議の結果、承認されました。
議案審議終了後、来賓を代表して、秋田南税務署 石原恵一 副署長(写真 中央)よりご祝辞を頂き、無事に閉会となりました。少子高齢化による個人事業主の廃業や事業承継の厳しさを目の当たりにして、秋田青色申告会の直近早急に取り組むべき課題は、働き方の多様化で地方都市でも増え続けている若中年層や女性等のフリーランスを含む個人事業主に対して、青色申告会の存在を効如何に効果的な手段でPRしていくか…更には会員に対するサポート・サービス提供体制を拡充していくか…重要な局面に立たされていると感じます。
記帳指導講習会(令和6年度 国税局委託事業)
令和6年度の国税局委託事業の記帳指導について、秋田南税務署からの要請により、秋田青色申告会主催で、協働大町ビル(6階)を会場に受講料無料の記帳指導講習会が開催されました。この講習会は秋田市内の個人事業主で受講希望者を対象に、令和6年9月から令和7年1月まで、1回/月、合計4回のスケジュールで、青色申告に関する基礎知識や記帳方法、決算処理、確定申告等について受講する講習会であります。講習会開催に先立ち、当会 小野幹彦会長から青色申告会の活動についても紹介させて頂きました。
受講形式は、午前と午後の2部形式で、座学テキスト使用による 【説明会方式】(午前)とパソコンを使用し青色申告会推奨会計ソフト『ブルーリターンA』を実際に操作しながら受講する【会計ソフト方式】(午後) の2つのコースに分かれており、受講者が希望コースを選択し受講するスタイルになっております。消費税インボイス制度開始や改正電子帳簿保存法の法改正後の講習会であることもあり、様々な業種の個人事業主の方が参加され熱心に受講されました。
【説明会方式】
テキスト使用
【簿記・記帳・決算他】
講習講師 : 足達講師
講習時間 : 2~3時間/回
受講回数 : 合計4回
【会計ソフト方式】
ブルーリターンA使用
【記帳・決算・申告他】
講習講師 : 山下講師
講習時間 : 2~3時間/回
受講回数 : 合計4回
令和6年 税をテーマにした川柳コンテスト
令和6年の 『税を考える週間』 事業として秋田青色申告会の上部団体である 秋田南青色申告会連合会 研修委員会主催による 第9回 『税をテーマにした川柳』 コンテスト が開催されました。
令和6年9月13日~10月31日の間、秋田南青色申告会連合所属会員と そのご家族を対象に、一人あたり3句までの条件で、 『税をテーマにした川柳』 を募集したところ、.総句数 94句 (43名) と多くの作品が応募されました。作品の審査につきましては、秋田南青色申告会連合会役員等で構成された審査員メンバーにより審査会が開かれ、厳正な審査にて、上記、最優秀賞1句、秋田南税務署長賞1句、優秀賞3句、入賞5句の合計10句の入賞作品が選出されました。
表彰式は、令和6年11月20日に協働大町ビルにて行われ、来賓として秋田県川柳懇話会の長谷川酔月会長、秋田南税務署の盛田浩明署長 他3名の幹部職員の皆様と秋田県青色申告会連合会 小野幹彦会長をお迎えし、入賞者10名を代表して当日ご出席頂いた入賞者及び代理の皆様へ表彰状と記念品が贈呈されました。残念ながら当日ご出席頂けなかった入賞者の皆様には別途、表彰状と記念品をお渡しさせて頂いております。
また、今回も昨年に続き、専門的視点で審査・監修頂いた秋田県川柳懇話会会長である長谷川酔月さん(写真右)から表彰式にご出席頂き、冒頭、今年の応募川柳は全体的に昨年よりも上達しているとの高評価を頂いた上で、各入賞作品に対するユーモアも交えた講評を頂きました。更に、川柳に関する基礎知識として、主流である喜怒哀楽を詠む文芸川柳(本格川柳)とダジャレや言葉遊び等でつくる一般的に馴染みのある『サラっと一句!私の川柳(旧サラリーマン川柳)』との違いや五-七-五の十七音で川柳をつくる重要性等についてもご教示頂きました。
9回目を迎えた川柳コンテストでございますが、昨年に続き秋田県川柳懇話会会長の長谷川酔月様から審査にも加わって頂き、表彰式では入賞作品毎に丁寧に講評して頂きました。
今回も優れた作品が数多く、お金や税に関する様を身近に捉え辛口や風刺が効いた愉快なものや頷けて関心を引くもの等、審査選考過程において時間を費やした次第です。また、今回は秋田市個人タクシー協同組合からもご参加頂き、その中から最優秀賞を受賞されましたことにお礼とお祝いを申し上げます。これまで「税」という題材の難しさを懸念しておりましたが回を重ねる度に、限られた題材だからこそ奥深く入り込めるのではと考えるようになり、発想や活かし方の工夫により、愉快で冴えた作品が生まれてくるであろうと信じております。来年度は節目となる第10回目を迎えることから特別賞をご用意させて頂きますので、皆様におかれましては、今から作品創作に取り組まれ、今年度を上回る作品のご応募を頂けますことを期待し総評と致します。